地向斜相(読み)ちこうしゃそう

最新 地学事典 「地向斜相」の解説

ちこうしゃそう
地向斜相

geosynclinal facies

地向斜を特徴づけるとされた堆積岩相のことで,非常に厚く,かつ比較的単調な岩相の重なりを指す。砂質岩層と泥質岩層がリズミカルに繰り返すフリッシュ,厚い泥質岩,苦鉄質火山岩類,放散虫チャートなどの厚い堆積物が特徴。炭酸塩岩は少なく,大型化石の産出もまれ。強く沈降する深い海に形成されたと考えられる。現在では地向斜の概念とは独立した堆積相の記載的表現として用いられている。火山岩類やチャートを含み,泥質岩に富む場合に優地向斜相(eugeosynclinal facies),フリッシュを主体とする場合に劣地向斜相(miogeosynclinal facies)ということがある。

執筆者:

参照項目:地向斜
参照項目:フリッシュ

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 公文

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む