地図計測(読み)ちずけいそく(その他表記)cartometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地図計測」の意味・わかりやすい解説

地図計測
ちずけいそく
cartometry

図上計測ともいう。地図上で,測定または解析によって計量される数値を得る方法。計測の基本は,長さと面積の測定で,その目的に用いるキルビメータ (曲線計) やプラニメータ (求積計) も市販されている。地図上の曲線を折れ線に分割して折れ線ごとの線分の延長をコンパスではかり,曲線の長さを求める方法もある。面積の測定には,透明シートに等間隔の格子を作図し,計測する区画の上に置いて,区画をおおう格子の数にある係数をかけて求めるポイントサンプリング法があり,森林調査で実用化されている。地積調査では,区画を三角形に分割して求める方法などが行われている。斜面傾斜角および地点の高さは,等高線の高さと図上におけるその水平間隔から求められる。地点の位置の経緯度または測量座標系における座標値は,地図の図郭または表示されている座標線の間を比例挿入または比例配分して計算できる。地図上にメッシュを作図して行うメッシュ解析,または地図上の等高線に基づく地形読図と空中判読ならびに野外観察などによる地形計測 morphometric analysisも地図計測の応用分野といえる。

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