地理的不利国(読み)ちりてきふりこく(英語表記)geographically disadvantaged states

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地理的不利国」の意味・わかりやすい解説

地理的不利国
ちりてきふりこく
geographically disadvantaged states

沿岸国で,その海岸線が短く,周囲を他の国々に囲まれて,海洋の排他的経済水域多くを望むには地理的に不利な状況にある国をいう。 1974年の第3次海洋法会議以降こうした国々の水産資源に対するアクセスを要求する声が高まり,82年の国連海洋法条約第 70条で,地理的不利国が,他の沿岸国の排他的経済水域における資源開発にある程度参加できることが認められた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android