最新 地学事典 「地震発生層」の解説
じしんはっせいそう
地震発生層
seismogenic layer
地震が発生する深さ方向の幅をもった領域。内陸プレート内の定常的な地震活動に対して用いられることが多い。地震が起こるかどうかは,岩石の変形が脆性的か延性的かによって決まる。深部では,高温のために岩石は延性的に振る舞うようになり,地震は発生しにくくなる。地表近くでも,普段は地震が発生しないことが多いが,大地震の際には,急激な断層運動が地表まで達することがある。岩石は歪み速度が大きいと延性的に変形しにくくなるためである。
執筆者:飯尾 能久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

