坂・阪(読み)さか

精選版 日本国語大辞典 「坂・阪」の意味・読み・例文・類語

さか【坂・阪】

〘名〙
一方は高く一方は低く傾斜して勾配のあるところ。登り降りする道。また、その傾斜。
古事記(712)上「黄泉(よみ)の坂(さか)に塞(さや)りし石は」
② ①の登りからくだりへの境目を、物事の区切りにたとえていう語。多く年齢などに用いる。
※車屋本謡曲・蝉丸(1430頃)「千年の坂をも越えなむと、かの遍照がよみし杖か。それは千年のさかゆく杖」

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