デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂東彦左衛門」の解説 坂東彦左衛門(初代) ばんどう-ひこざえもん ?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。2代,のち3代坂東彦三郎の門弟。敵役から半道敵(はんどうがたき)(道外(どうけ)の敵役)として名をあげ,享和元年(1801)彦左衛門を名のる。引退後,築地にすんだので「築地善好」とよばれた。文化(1804-18)末に没したといわれる。前名は初代坂東善次。俳名は善好,桃義。屋号は釣吉屋。 坂東彦左衛門(2代) ばんどう-ひこざえもん ?-1849 江戸時代後期の歌舞伎役者。初代坂東彦左衛門の子。3代坂東彦三郎の門弟。文政8年(1825)2代を襲名。父の芸風をついで半道敵(はんどうがたき)を得意とし,また殺陣(たて)(立ち回り)の名人でもあった。嘉永(かえい)2年5月13日死去。初名は坂東桃太郎。前名は2代坂東善次。俳名は善好,一猿。屋号は築島屋。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by