坂正永(読み)さか まさのぶ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂正永」の解説

坂正永 さか-まさのぶ

?-? 江戸時代中期-後期の和算家。
大坂の人。麻田剛立(ごうりゅう)にまなぶ。会田安明(あいだ-やすあき)と藤田貞資(さだすけ)の論争を公正な立場で批評した「二精評詮」をあらわした。寛政7年(1795)天文方になった間重富(はざま-しげとみ)らとともに算学顧問として幕府にまねかれたが,まもなく死去。姓は阪ともかく。通称は新蔵。著作に「算法学海」「基応算法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android