新撰 芸能人物事典 明治～平成 「坂真次郎」の解説
坂 真次郎
バン シンジロウ
- 職業
- 能楽師(観世流シテ方)
- 資格
- 重要無形文化財(能楽総合指定)〔平成3年〕
- 生年月日
- 昭和16年 1月10日
- 出身地
- 東京都 台東区根岸
- 学歴
- 明治大学卒,東京芸術大学音楽部邦楽別科
- 経歴
- 尾張徳川家の武士の家柄で、幼い頃から謡曲に親しむ。明治大学時代能楽研究会で活動し、その後、東京芸術大学音楽部邦楽別科に進学。2代目観世喜之に師事し、29歳で能楽師として独立。昭和53年「道成寺」を披く。平成3年日本能楽会会員。同年国の重要無形文化財(能楽総合指定)保持者に認定。一方、昭和44年地元の東京都台東区のカルチャー講座で担当した謡曲教室が、東京・浅草の風物詩として台東薪能に発展。平成11年同薪能の20回記念で主演し、祝言能で知られる「鶴亀」を披露した。
- 没年月日
- 平成18年 7月27日 (2006年)
- 家族
- 長男=坂 真太郎(能楽師)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治～平成」（2010年刊）新撰 芸能人物事典 明治～平成について 情報