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坤輿図識 こんよずしき

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世界大百科事典 第2版の解説

こんよずしき【坤輿図識】

幕末の最もすぐれた世界地理書。洋学者箕作阮甫の養子箕作省吾が,数種の蘭書を基にして編述,1845年(弘化2)刊。5巻3冊。46‐47年補編4巻4冊刊。世界六大州諸国の地誌万般を説き,彼の《新製輿地全図》(1844)とともに,幕末から明治維新に至るまで広く流布し,世人の世界知識の啓蒙に最も貢献した。鍋島閑叟井伊直弼らが本書を外交指針とし,吉田松陰が愛読したことも著名。【有坂 隆道】

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の坤輿図識の言及

【世界地理書】より

…一方,実証的な天文地理への反対論の代表,釈円通の《仏国暦象編》(1810)や,庶民の空想をそそる奇怪な通俗世界地理書も刊行された。幕末期に入ると蘭学者の研究はますます詳密になり,箕作(みつくり)省吾の《坤輿図識》(1845),《坤輿図識補》(1846),その死後父の阮甫(げんぽ)が著した続編の《八紘通誌》(1851),杉田玄端の《地学正宗》(1851)は広く普及した。また対外危機の切迫につれ,政治的見地からの研究も多くなった。…

※「坤輿図識」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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