デジタル大辞泉 「垂んとする」の意味・読み・例文・類語 なんなん‐と◦する【▽垂んとする】 [動サ変][文]なんなんと・す[サ変]《「なりなんとす」の音変化》その状態になろうとしている。もう少しでそれに及ぼうとする。「10年に―◦する歳月」「棟梁年を経て地に傾き殆んど仆るるに―◦す」〈織田訳・花柳春話〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「垂んとする」の意味・読み・例文・類語 なんなん‐と・する【垂とする・向とする】 〘 自動詞 サ行変 〙 [ 文語形 ]なんなんと・す 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 「なりなんとす(垂━)」の変化した語。目標を「に」で受けて ) もう少しでなろうとする。今にもなろうとする。[初出の実例]「獲たる所の経論七百部に向(ナン)なむとす」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例