デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「垂水繁昌」の解説 垂水繁昌 たるみ-しげまさ ?-? 鎌倉時代の在地領主。東大寺領播磨(はりま)(兵庫県)大部荘および志深(しじみの)荘の雑掌(ざっしょう)(役人)を兼務した。永仁(えいにん)2年(1294)東大寺に貢進する年貢300石を横領して罷免される。反乱をくりかえし,名誉悪党張本といわれた。通称は左衛門尉。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「垂水繁昌」の解説 垂水繁昌 生年:生没年不詳 鎌倉後期の在地領主。左衛門尉。東大寺領播磨国大部荘(兵庫県小野市)の雑掌のほか,同国志深保(三木市一帯)の雑掌も務める。永仁2(1294)年,300石の供料を押領して解任されたが,数百人の悪党を語らって荘内に乱入し,百姓の資財,米穀,牛馬を奪い取るなどの狼藉を働いて訴えられた。 (馬田綾子) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by