日本歴史地名大系 「垣花村」の解説 垣花村かちんはなむら 沖縄県:沖縄島南部玉城村垣花村[現在地名]玉城村垣花(かきのはな)・親慶原(おやけばる)仲村渠(なかんだかり)村の北に位置する。東は海に面し、北東は知念(ちにん)間切志喜屋(しちや)村(現知念村)。真和志(まーじ)間切に同じ垣花村(現那覇市)がある。かつては東部の和名(わな)村と西部の垣花村の二村であったが、のちに垣花村の一村となったといわれ(「玉城村誌」など)、和名盤原(わなばんばる)などの小字や和名(わな)馬場跡が残る。「おもろさうし」巻一七の五五に、「一 わなのおもやこか(和名の思や子が)/みやりほしや(見たい)/ひやくなのよせもりかなし(百名の寄せ森加那志)/又 わなのまちやりこか(和名のマチヤリコ〔人名〕が)/又 かつおたけ のほて(嘉津宇嶽に登って)」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by