垣花村(読み)かちんはなむら

日本歴史地名大系 「垣花村」の解説

垣花村
かちんはなむら

[現在地名]玉城村垣花かきのはな親慶原おやけばる

仲村渠なかんだかり村の北に位置する。東は海に面し、北東知念ちにん間切志喜屋しちや(現知念村)真和志まーじ間切に同じ垣花村(現那覇市)がある。かつては東部の和名わな村と西部の垣花村の二村であったが、のちに垣花村の一村となったといわれ(「玉城村誌」など)和名盤原わなばんばるなどの小字や和名わな馬場跡が残る。「おもろさうし」巻一七の五五に、「一 わなのおもやこか(和名の思や子が)/みやりほしや(見たい)/ひやくなのよせもりかなし(百名の寄せ森加那志)/又 わなのまちやりこか(和名のマチヤリコ〔人名〕が)/又 かつおたけ のほて(嘉津宇嶽に登って)」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android