日本大百科全書(ニッポニカ) 「城山峠」の意味・わかりやすい解説 城山峠じょうやまとうげ 福岡県北部、宗像市(むなかたし)と遠賀(おんが)郡岡垣町(おかがきまち)との境にある城山(369メートル)東麓(とうろく)に位置する峠。古くから福岡市と北九州市を結ぶ交通の要地で、標高は80メートル余りであるが、1890年(明治23)に開通した現在の鹿児島本線が、峠越えに機関車を2両連結しなければならないほど険しい峠であった。現在は国道3号が通り、峠の西側にドライブインなどが建ち並んで休息地的性格をもつ。[石黒正紀] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例