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基底細胞癌 きていさいぼうがんbasal cell carcinoma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

基底細胞癌
きていさいぼうがん
basal cell carcinoma

皮膚癌の1つ。白黄色の充実性腫瘍で,徐々に遠心性に拡大し,中央部は陥没して潰瘍化する。蚕食性潰瘍はこれによる。黄色人種ではしばしば黒色の色素沈着がみられる。悪性度の低い段階のものは基底細胞上皮腫と呼ぶこともある。臨床ならびに組織所見を加味して,結節潰瘍型,瘢痕化扁平型,表在型,斑状強皮症型,破壊型,ピンカス型腫瘍などに分類されている。好発部位は顔面 (鼻や耳の周辺,眼瞼など) ,次いで頭部で,手掌足底には発生しない。周辺部に浸潤性に増殖し,深い巨大潰瘍を形成し,骨その他に及ぶことはあるが,リンパ節その他の臓器への転移はほとんど認められない。中年以降に好発するが,特殊型は出生時から思春期にかけて顔面や躯幹に発生する。

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世界大百科事典内の基底細胞癌の言及

【皮膚癌】より

…皮膚を構成する表皮細胞や,汗腺,脂腺,毛包などの皮膚付属器から発生する癌をいう。有棘(ゆうきよく)細胞癌と基底細胞癌が代表的なもので,汗腺癌,脂腺癌などはきわめてまれなものである。このほか,癌細胞が表皮内のみにとどまっているものを表皮内癌といい,日光角化症,ボーエン病,乳房ページェット病,外陰部ページェット病がある。…

※「基底細胞癌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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