コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

基真 きしん

2件 の用語解説(基真の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

基真 きしん

?-? 奈良時代の僧。
近江(おうみ)(滋賀県)の人。山階(やましな)寺(興福寺)に属する。天平神護(てんぴょうじんご)2年(766)奈良の隅寺(すみでら)から仏舎利がでたと上申,その瑞祥(ずいしょう)によって道鏡が法王位についた。功により法参議大律師に任じられ権勢をふるったが,2年後に失脚,飛騨(ひだ)に流された。法名は基信ともかく。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

基真

生年:生没年不詳
奈良時代の僧。近江国(滋賀県)出身。俗姓はおそらく物部氏。山階寺(興福寺)に属する。天平神護2(766)年9月,修行進守大禅師で正五位上に叙され,翌10月隅寺から舎利が発見されると法参議大律師正四位上に進み,物部浄志朝臣の姓を賜った。これは,舎利発見が道鏡の瑞とされた功による。その後,上級貴族の間に虎のように恐れられるほど権勢を誇ったが,神護景雲2(768)年に,さきの舎利出現が謀略であったことが露見し,また師の円興(道鏡の弟子)を凌突したこととあわせ,飛騨国(岐阜県)に流された。道鏡に近づき,その政権を支えた僧のひとりである。<参考文献>横田健一『道鏡』

(鷺森浩幸)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

基真の関連キーワード安宝行表光冏慈雲(1)志斐公麻呂忠恵長訓久村静弥三嶋豊羽隆阿

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone