堀籠村(読み)ほうめむら

日本歴史地名大系 「堀籠村」の解説

堀籠村
ほうめむら

[現在地名]大栄町堀籠

村田むらた村の西に位置する。中世大戸おおと庄に属する。正中二年(一三二五)一一月一一日の妙心等六名連署寄進状(大慈恩寺文書)に「香取郡大戸庄村田郷堀籠村」とみえ、同村の池左久興徳いけさくこうとく院田畠一町四段を雲富山慈恩じおん(現吉岡の大慈恩寺)に寄進して本寺としている。寄進された計五段の地は、貞治二年(一三六三)一一月一八日の大戸河胤村・平貞義連署寄進状(同文書)に堀籠村内国分五郎衛門尉跡とみえ、妙心ら六名の寄進者は国分氏一族とみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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