堪え兼ねる(読み)タエカネル

デジタル大辞泉 「堪え兼ねる」の意味・読み・例文・類語

たえ‐か・ねる〔たへ‐〕【堪え兼ねる】

[動ナ下一][文]たへか・ぬ[ナ下二]これ以上、がまんできなくなる。こらえきれなくなる。「激痛に―・ねてうめく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「堪え兼ねる」の意味・読み・例文・類語

たえ‐か・ねるたへ‥【堪兼】

  1. 〘 自動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]たへか・ぬ 〘 自動詞 ナ行下二段活用 〙 苦しさ・つらさをこらえきれなくなる。また、感情をかくして平静でいることができなくなる。
    1. [初出の実例]「月頃、風病(ふびゃう)重きにたへかねて極熱草薬を服して」(出典源氏物語(1001‐14頃)帚木)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android