デジタル大辞泉 「極熱」の意味・読み・例文・類語 ごく‐ねつ【極熱】 きわめてあついこと。また、はなはだしい暑さ。「極熱の太陽」[類語]蒸し蒸し・むんむん・暑い・蒸し暑い・暑苦しい・暑さ・焼け付く・蒸す・いきれ・人いきれ・草いきれ・猛暑・暑気・酷暑・極暑・激暑・厳暑・炎暑・大暑・暑熱・炎熱・酷熱・熱波・温気・向暑・残暑・焦熱・灼熱しゃくねつ・むっと・熱気・蒸れる・火照ほてる・暑中・炎天・油照り・日照り・日盛り・かんかん照り・じっとり・じとじと・じめつく・うだる・湿潤・多湿 ごく‐ねち【極▽熱】 「ごくねつ(極熱)」に同じ。「―の頃は、誰も誰もをさをさ内へも参り給はず」〈宇津保・沖つ白浪〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「極熱」の意味・読み・例文・類語 ごく‐ねつ【極熱】 〘 名詞 〙① きわめてあついこと。きびしいあつさ。ごくねち。[初出の実例]「殆可レ結二病根一。極熱難レ堪之故也」(出典:明衡往来(11C中か)上本)② ( ━する ) 非常に熱くなること。[初出の実例]「夏の日はごくねつす」(出典:幸若・大織冠(室町末‐近世初))③ 「ごくねつじごく(極熱地獄)」の略。[初出の実例]「八大地獄の数々、〈略〉炎熱酷熱(ごくねつ)無間の底に、足上頭下と落つる間は」(出典:謡曲・求塚(1384頃)) ごく‐あつ【極熱】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) この上なく熱いこと。非常に熱いこと。また、その物やさま。多く酒の燗(かん)にいう。[初出の実例]「お酒はいいのを二ツ極熱(ゴクアツ)だよ」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三) ごく‐ねち【極熱】 〘 名詞 〙 =ごくねつ(極熱)①[初出の実例]「ひごろは、かくごくねちのころに侍れば、苦しうて内裏にも参り侍らず」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例