場皿新田(読み)ばつさらしんでん

日本歴史地名大系 「場皿新田」の解説

場皿新田
ばつさらしんでん

[現在地名]大和町しま

島馬場しまんば村の南東長良川場皿谷ばつさらだに川との合流点付近の段丘山地にある。一五世紀末篠脇しのわき城主東元胤が長良川筋の押えとして村域北端に木越きごし城を築き、末弟遠藤盛胤に守らせ、以後五代九〇年間遠藤氏が居城した。寛文二年(一六六二)の場皿村新田開発証文写(長徳寺蔵)によれば、木越山南麓の原野を当地居住の作蔵を新田頭として開墾したもので、当初三ヵ年は作人の作取、四―五年目までは高一石につき一斗、六年目以降は近在と同率の年貢が課せられることになっていた。当時まだ村としては成立しておらず、村名の初見は一八世紀初頭の郡上御料分高所物成覚帳(和田文書)で、場皿村新田、家数六、うち水呑一、高三三石余とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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