塚島村(読み)つかじまむら

日本歴史地名大系 「塚島村」の解説

塚島村
つかじまむら

[現在地名]北野町塚島

筑後川中流右岸、中島なかしま村の北東に位置し、北は陣屋じんや川支流長池ながいけ川を挟んで仁王丸におうまる村に接する。塚島天満宮境内に弥生時代の支石墓や六世紀中頃の塚島古墳がある。天文三年(一五三四)一二月二四日の大友義鑑袖判知行坪付(草野文書/久留米市史7 資料編古代・中世)では塚島八町が草野民部少輔の知行とされている。同八年塚島一〇町が豊後の賀来右衛門大夫に宛行われている(同年八月九日「大友氏加判衆連署奉書写」賀来文書/大分県史料三五)。文禄四年(一五九五)一二月一日の小早川秀俊充行知行方目録(問注所文書)では三井郡「にわう丸村 塚嶋村」の五〇二石余など一千六〇〇石が問注所統康の領知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android