塚畑遺跡(読み)つかばたけいせき

日本歴史地名大系 「塚畑遺跡」の解説

塚畑遺跡
つかばたけいせき

[現在地名]久留米市安武町安武本

筑後川左岸の低位台地(塚畑台地)上に所在する弥生時代前期から終末期までの集落跡で、掘立柱建物跡や竪穴住居跡が出土した。同じ台地上には酢正免すいしようめん女堀おんなぼり野畑のばた三反野さんたんの押方おしかたの各遺跡などがある。掘立柱建物跡は二種類あり、二間×一間型は竪穴住居跡と規模がほぼ同じで住居とされ、一間×一間型は高床倉庫と考えられている。掘立柱建物の時期は特定できないが、約二三〇棟に及ぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android