塩化ルビジウム(読み)エンカルビジウム

化学辞典 第2版 「塩化ルビジウム」の解説

塩化ルビジウム
エンカルビジウム
rubidium chloride

RbCl(120.92).炭酸ルビジウムを塩酸に溶かして濃縮すると得られる.無色の立方晶系結晶.塩化ナトリウム型構造.密度2.80 g cm-3.融点718 ℃,沸点1390 ℃.水に易溶,エタノール,アセトンに難溶.ルビジウム金属の製造原料,生物学的トレーサー(ルビジウムトレーサー法),触媒,花火(赤紫色)などに用いられる.[CAS 7791-11-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android