塩昆布(読み)シオコンブ

デジタル大辞泉 「塩昆布」の意味・読み・例文・類語

しお‐こんぶ〔しほ‐〕【塩昆布】

板こんぶを角切りまたは細切りにし、濃口醤油こいくちしょうゆを主材料にした調味液を加えて、とろ火で煮つめた食品。しおこぶ。

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精選版 日本国語大辞典 「塩昆布」の意味・読み・例文・類語

しお‐こんぶしほ‥【塩昆布】

  1. 〘 名詞 〙 つくだ煮の一種。塩で味つけした昆布。しおこぶ。
    1. [初出の実例]「お数も塩昆布とか、高野豆腐とか老人の食べるやうな物を好み」(出典:細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉上)

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世界大百科事典(旧版)内の塩昆布の言及

【コンブ(昆布)】より

…成分は50%前後が糖類で,これは消化されにくいが,カルシウム,ヨード,カリウムなどの含有量は多い。塩こんぶなどのつくだ煮,その他の煮物や酢の物に用いるほか,菓子やこぶ茶の材料とされ,また,各種のトロロコンブに加工される。【鈴木 晋一】
[民俗]
 コンブは古名を〈ひろめ〉〈えびすめ〉といったが,ひろめは幅の広いための名で,えびすめは蝦夷地(北海道)産が多いための称である。…

※「塩昆布」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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