日本歴史地名大系 「塩納村」の解説 塩納村しおのうむら 岡山県:赤磐郡瀬戸町塩納村[現在地名]瀬戸町塩納宗堂(そうどう)村の北にあり、大森(おおもり)山(二四〇・七メートル)南麓の村。塩を輸送する基地であったことから村名が生れたという。北部に七町余の弥上(やがみ)村(現熊山町)との論山御林があった(備前記)。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)の吉岡(よしおか)庄に村名がみえ、寛永備前国絵図では高四九四石余。「備陽記」によれば山寄り集落で、岡山京橋(現岡山市)まで道程四里半、田畠三八町余、家数五三・人数三八六、池四。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報