境関村(読み)さかいぜきむら

日本歴史地名大系 「境関村」の解説

境関村
さかいぜきむら

[現在地名]弘前市境関

弘前城下の東北にあり、東はひら川に面し、南は福田ふくだ村、南西高崎たかさき村、西北撫牛子ないじようし村に続く。

元和年中御家臣姓名大概(津軽史)の八三騎のなかに「百五拾石 境関村平内兵衛」とある。寛永一七年(一六四〇)の津軽信義黒印知行宛行状(国立史料館蔵)に村名がある。正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の平賀ひらか郡に村名があり、村高四六〇・二一石、うち田方は四二三・三九石とある。寛文四年(一六六四)の高辻帳でも村高は変わらない。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高八五六・四二一石と倍近くなり、うち田方七六八・七五一石、畑方八七・六七石。田位は上々田から下々田まで、斗代は上々田が一・四石と高い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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