墨池(読み)ぼくち

精選版 日本国語大辞典「墨池」の解説

ぼく‐ち【墨池】

〘名〙 すずりのくぼんだ部分で、水をたたえる所。すずりの海。硯池。また、すみつぼ。
※本朝文粋(1060頃)三・詳春秋〈藤原惟貞〉「虚室命盃。染而子細」 〔李白‐草書歌行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通「墨池」の解説

【墨池】ぼくち

硯。また、を洗った池。・裴説〔懐素台歌〕 永州東郭に、奇怪り 筆冢池、迹在り 筆冢低低、高きこと山の如く 池淺淺、深きことの如し

字通「墨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典内の墨池の言及

【硯】より

…形は長方形,正方形,円形,楕円形,風字形のほか,自然や人工の姿にかたどって種々の名称がつけられている。硯の表面を硯面,背面を硯背,側面四囲を硯側,硯面の縁周を硯縁,頭部を硯首,墨をする所を墨堂,墨道あるいは墨岡,墨汁をためるくぼみを墨池,硯池あるいは海,墨堂と硯池の境界部を落潮,硯背の足を硯足,硯背の空隙部を挿手あるいは抄手(しようしゆ)などという。硯面には無数の微細な鋒鋩(ほうぼう)があり,これに墨がひっかかってすりおろされる。…

※「墨池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

トンガ(国)

太平洋南西部、日付変更線のすぐ西側(南緯約20度・西経約175度)に位置するポリネシア唯一の王国。トンガ海溝に沿って、その西側に南北に連なる諸島をトンガ諸島といい、この諸島をあわせて1970年にトンガ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android