硯池(読み)けんち

精選版 日本国語大辞典「硯池」の解説

けん‐ち【硯池】

〘名〙 すずりの墨汁をためるへこんだ所。すずりの海。墨池
※再昌草‐永正七年(1510)一二月二九日「一夜苦吟心似灰、半凍覚寒来」 〔史粛‐復斎

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普及版 字通「硯池」の解説

【硯池】けんち

硯の凹処。水を入れるところ。硯海。唐・杜鶴〔弟姪の書堂に題す〕詩 は搖(うご)く書案の上 野泉、聲は入る、硯池の中

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世界大百科事典内の硯池の言及

【硯】より

…形は長方形,正方形,円形,楕円形,風字形のほか,自然や人工の姿にかたどって種々の名称がつけられている。硯の表面を硯面,背面を硯背,側面四囲を硯側,硯面の縁周を硯縁,頭部を硯首,墨をする所を墨堂,墨道あるいは墨岡,墨汁をためるくぼみを墨池,硯池あるいは海,墨堂と硯池の境界部を落潮,硯背の足を硯足,硯背の空隙部を挿手あるいは抄手(しようしゆ)などという。硯面には無数の微細な鋒鋩(ほうぼう)があり,これに墨がひっかかってすりおろされる。…

※「硯池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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