墨点(読み)ぼくてん

精選版 日本国語大辞典 「墨点」の意味・読み・例文・類語

ぼく‐てん【墨点】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黒色の点。墨でつけたしるし
    1. [初出の実例]「願生澗底之松、焦心而成墨点」(出典本朝文粋(1060頃)一三・発願文〈兼明親王〉)
  3. 墨で加点した訓点
    1. [初出の実例]「法華経奉于御目。如嵯峨本墨点并四声、又以朱可其句之由被仰出也」(出典:蔭凉軒日録‐長祿四年(1460)閏九月三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android