日本歴史地名大系 「壱斗俵村」の解説 壱斗俵村いつとひようむら 高知県:高岡郡窪川町壱斗俵村[現在地名]窪川町一斗俵(いつとひよう)四万十(しまんと)川を隔てて米(こめ)ノ川(かわ)村の北にある南北に細長い平地の村。「仁井田郷談」(「南路志」所収)に古くは仁井田(にいだ)庄神田(こうだ)郷四村の一とあり、地名の起源について「応安三年三月、奥州南部住人周防守高忠諸州を経歴して此地に来りて数月を送、漸く田地を新開して穀壱斗を以此地のみつき物とし、時の国造へ献せり、故に此村里を号て壱斗俵村といへり」と記し、中世神田郷の土豪南部氏の開発地とする。天正一六年(一五八八)の仁井田壱斗俵村地検帳では地積三町九反余、ヤシキ六筆。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by