売残(読み)うれのこり

精選版 日本国語大辞典 「売残」の意味・読み・例文・類語

うれ‐のこり【売残】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 売れないで残ること。また、そのもの。うりのこり。〔和英語林集成(初版)(1867)〕
  3. 遊女などが客のないために残っていること。また、その遊女。
    1. [初出の実例]「うれ残りまっかなやつが五六人」(出典:雑俳・柳多留‐一〇(1775))
  4. 女性が婚期をのがして独身でいること。また、そのような者。卒業期などに就職できないでいることにもいう。
    1. [初出の実例]「此方は少々売残(ウレノコ)りの気味で、くやしい半分の独立主義」(出典:閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉婦人独身説の三期)
  5. 顔だちの醜い女。〔東京語辞典(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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