壺の口切り(読み)つぼのくちきり

精選版 日本国語大辞典 「壺の口切り」の意味・読み・例文・類語

つぼ【壺】 の 口切(くちき)

  1. 陰暦一〇月の初め茶壺の口の封を切って、新茶を挽(ひ)茶事を催すこと。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「十月も中の事なるに、つぼの口きりと申てみな人ざざめきあへりけり」(出典:御伽草子・酒茶論(古典文庫所収)(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android