デジタル大辞泉 「壺石」の意味・読み・例文・類語 つぼ‐いし【×壺石】 石灰分や鉄分で固化された壺状の団塊。直径5~10センチの球または楕円状で、中空。岐阜県土岐とき市に産するものは天然記念物。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「壺石」の意味・わかりやすい解説 壺石 (つぼいし) 珍石の一種。球形ないし楕円体で,直径5~10cmの小さい壺のような形をした土塊で,砂がその中につまっている。岐阜県土岐市土岐津町より産出するものは,美濃の壺石といって,天然記念物に指定されている。これは,地層の中で石灰分や鉄分によってかためられた砂や小礫が厚い皮殻をつくり,中空の土塊になったものである。瑞浪地方に分布する鮮新世の土岐砂礫層から産出する。執筆者:小林 巌雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by