壺笠山古墳(読み)つぼかさやまこふん

日本歴史地名大系 「壺笠山古墳」の解説

壺笠山古墳
つぼかさやまこふん

[現在地名]大津市坂本本町

琵琶湖南湖を一望できる壺笠山の山頂部を利用して築かれた円墳。昭和六二年(一九八七)に墳頂部から特殊器台型埴輪が採集され、古墳と判明した。未調査で、かつ古墳が室町時代の山城壺笠山城本丸として利用され、墳丘がやや変形しているため、外部施設や内部主体など詳細は不明。壺笠山城の地形測量図から想定して、直径約四八メートル・高さ約五メートルの規模をもち、墳頂部から特殊器台型埴輪や土師器片などが出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android