上坂本村
かみさかもとむら
[現在地名]大津市坂本一―八丁目・坂本本町・日吉台一―四丁目
延暦寺膝下の坂本のうち日吉社門前を中心とする村。東に琵琶湖岸の下坂本村、南に穴太村がある。天正一一年(一五八三)八月の御蔵入目録(浅野家文書)に上坂本一千九一石余とあり、羽柴秀吉の直轄領となっている。慶長元年(一五九六)一二月上坂本一千五〇〇石が秀吉により延暦寺に寄進され、同六年二月に安堵されている(延暦寺文書)。寛永石高帳に村名がみえ、延暦寺領は変わらないが、元禄郷帳以後の郷帳には別に西教寺領二五石余とあり、幕末に至る。
上坂本村
かみさかもとむら
[現在地名]静岡市上坂本
大井川最上流部に位置し、左岸の河岸段丘に集落がある。南は岩崎村。井川郷(井川七郷)の一村。領主は安西外新田と同じ。元禄郷帳では高一八石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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