変化図(読み)へんかず(その他表記)variation diagram

最新 地学事典 「変化図」の解説

へんかず
変化図

variation diagram

マグマの分化に伴い火成岩化学組成が変化する状態を示す図表。最もふつうに用いられるのは,横軸に分化の程度を示す尺度としてSiO2の重量%をとり,縦軸にほかの酸化物の量をとり,各酸化物の増減を示す曲線を描く。久野久(1954)は横軸に(MgO×100)/(MgO+FeO+Fe2O3+Na2O+K2O)値を用いることを提唱。そのほか数種の酸化物あるいはノルム鉱物の量や量比を示す直交座標,三角図を用いて各岩系ごとの分化経路を示す曲線を描き比較するための図表も数多く提案されている。MgO:FeO+Fe2O3:Na2O+K2Oを頂点にとる三角図はその一例

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関連語 山崎

岩石学辞典 「変化図」の解説

変化図

火成岩の岩石群の化学組成の変化傾向を知るために,横軸にSiO2を,縦軸にはその他の成分を表した図を変化図(variation diagram)という[Harker : 1909].この図は簡単であるにもかかわらず多くの情報をあたえるので,現在でも広く使用されており,変化図またはハーカー図(Harker diagram)と呼ばれている.しかし成分の変化図はパーセントという比率で表し,さらに化学分析値の合計が100%に近く一定であるために,SiO2量の多い部分では他の成分が少なくなることは避けられない.ハーカー図のような全体の量が一定の数値の比較には数値の取り扱いの上で様々な問題がある[Chayes : 1971].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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