変形双晶(読み)へんけいそうしょう

最新 地学事典 「変形双晶」の解説

へんけいそうしょう
変形双晶

deformation twin

剪断応力に起因して形成される双晶。いくつかの造岩鉱物では,ある特定の原子面にかかる剪断応力が臨界値(臨界分解剪断応力)に達すると,その面(双晶面)を境に鏡面対象の結晶構造を持つ部分(双晶)が生じる。機械的双晶(mechanical twin)とも。変形双晶部は特定の剪断歪み量をもち,結晶中の剪断歪みは母晶との境界(twin boundary)が母晶側に移動し,双晶部の体積分率が増加することにより剪断歪み量も増加する。例えば方解石の変形双晶(e-twin)はよく知られているが,約10MPaの臨界分解剪断応力で生じ,双晶部のc軸方位は母晶のc軸方位に対して52.5°回転している。また,双晶形成によって生じる剪断歪みは0.694である。

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参照項目:臨界分解剪断応力

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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