夏村(読み)なつまいむら

日本歴史地名大系 「夏村」の解説


なつまいむら

[現在地名]清見村夏厩

小鳥おどり川が村内でひこ谷を合せて北流し、高山街道が東方まきほら村より小鳥峠を越えて当村に入って南進する。蓮徳れんとく寺の長享三年(一四八九)二月一五日本願寺蓮如下付の方便法身尊像裏書に「大野郡徳長郷夏舞願主釈善性」とある。元禄飛騨国検地反歩帳の小鳥郷に村名がみえ、高二四石余、田四三町余・畑四町九反余。「飛騨国中案内」によれば免は五割一分三厘余、家数一九、うち百姓一三・門屋五・寺一、郷蔵一があった。寛政一二年(一八〇〇)の田一七石余・畑一七石余、うち新田高一一石余、反別田五町八反余・畑一一町二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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