精選版 日本国語大辞典 「稲莚」の意味・読み・例文・類語
いな‐むしろ【稲莚】
[1] 〘名〙
① 稲わらで編んだむしろ。
※万葉(8C後)一一・二六四三「玉桙(たまほこ)の道行き疲れ伊奈武思侶(イナムシロ)しきても君を見むよしもがも」
※山家集(12C後)上「夕露の玉しく小田のいなむしろかぶす穂末に月ぞすみける」
[2] 枕 「かわ(川)」にかかる。かかり方未詳。いなうしろ。
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