清見村(読み)きよみむら

日本歴史地名大系 「清見村」の解説

清見村
きよみむら

面積:三五八・六八平方キロ

飛騨地方のほぼ中央にあたる高山市に東接する。東西二四・八キロ、南北三六・八キロの広大な山村で、東は高山市、南はみや村・益田ました馬瀬まぜ村・郡上ぐじよう明方みようがた村、西は荘川しようかわ村・白川しらかわ村、北は吉城よしき河合かわい村・古川ふるかわ町・国府こくふ町に接する。平均標高七五六メートル、最低居住地六一八メートル、村内に標高一〇〇〇メートルを超える峠を五ヵ所も抱える複雑な地形で、西にしウレ峠(標高一一一一メートル)分水嶺として南流する馬瀬川は太平洋へ、北流する川上かわかみ川は日本海を目指して宮川に合流する。からかさ(一三七一メートル)源流とする小鳥おどり川は北流して宮川に合流し、森茂もりも(標高一一一二メートル)より発する森茂川はしよう川に合流してともに日本海に向かう。


清見村
せいみむら

[現在地名]江津市清見町

邑智おおち郡の南西部にあり、西は那賀郡阿刀市あといち村、東は井沢いそう村。村のほぼ中央に弓張ゆみはり山があり、そのほか田平たびら山・三ッ松みつまつ山など村域の大部分は山地帯で、南流する清見川と西流する井沢川が村の西部で合流し、加志岐かしき川となって阿刀市村に入る。元和五年(一六一九)の古田領郷帳には村名はなく、市山いちやま(現桜江町)に含まれる。正保四年(一六四七)の古田領郷帳で「市山村ヘ入ル」と肩書されて清見村があり、高一二四石余、免六ツ七歩。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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