夏胞子(読み)なつほうし(その他表記)uredospore; urediospore

日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏胞子」の意味・わかりやすい解説

夏胞子
なつほうし

サビキンの二核性栄養胞子。色は黄褐色か無色で、表面には小突起と数個の発芽孔がある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夏胞子」の意味・わかりやすい解説

夏胞子
なつほうし
uredospore; urediospore

銹菌 (さびきん) 類が生じる5種に及ぶ胞子のうち一種銹胞子に由来する菌糸体に形成される夏胞子器内に,多数の二核性の胞子として生じる。そこから生じてきた菌糸は再び夏胞子を生じるほか,季節によって冬胞子を生じる。

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