夕紅(読み)ユウクレナイ

デジタル大辞泉 「夕紅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐くれない〔ゆふくれなゐ〕【夕紅】

夕方、西の空が紅色になること。また、そのような色。
「もみぢ葉は入り日の影にさしそひて―に色ぞことなる」〈教長集〉

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精選版 日本国語大辞典 「夕紅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐くれないゆふくれなゐ【夕紅】

  1. 〘 名詞 〙 入り日にはえるような鮮やかな紅(くれない)。また、夕方、西の空が紅色になること。「夕暮れ」に言いかけることもある。
    1. [初出の実例]「さほやまのははそのもみぢいかなればゆふくれなゐの色まさるらん」(出典:千穎集(999‐1106頃))

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普及版 字通 「夕紅」の読み・字形・画数・意味

【夕紅】せきこう

夕やけ。

字通「夕」の項目を見る

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