外国人留学生問題(読み)がいこくじんりゅうがくせいもんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外国人留学生問題
がいこくじんりゅうがくせいもんだい

外国人留学生および就学生 (日本語学校や各種学校で学ぶ外国人) の急増に伴う諸問題は日本外交に新たな要素をもたらした。第1には中曽根内閣が 1983年に打ち出した留学生 10万人構想により,学生数が増加する一方 (89年で2万 6000人) ,教育機関の受け入れ体制が伴わず,学生の不満を招いた。第2には勉学目的のために来日した私費留学生の中にも,物価高のためにアルバイトを行なわなければならない者も多く,教育効果の低下を招いている。政府は私費留学生に対し学習奨励費を出しているが,対象者は 2500人 (88年) と少ない。

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