多だ(読み)サワダ

デジタル大辞泉 「多だ」の意味・読み・例文・類語

さわ‐だ〔さは‐〕【多だ】

[副]《「だ」は「ここだ」「いくだ」の「だ」と同じ接尾語》たくさん。多くさわ
寸戸人きへひとのまだらぶすまに綿―入りなましもの妹が小床に」〈・三三五四〉

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精選版 日本国語大辞典 「多だ」の意味・読み・例文・類語

さわ‐ださは‥【多だ・沢だ】

  1. 〘 副詞 〙 たくさん。多く。さわ。
    1. [初出の実例]「伎倍(きへ)人の斑衾(まだらぶすま)に綿佐波太(サハダ)入りなましもの妹が小床に」(出典万葉集(8C後)一四・三三五四)

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