多変量着地ページ最適化

ASCII.jpデジタル用語辞典 「多変量着地ページ最適化」の解説

多変量着地ページ最適化

多変量着地ページ最適化(MVLPO)とは、着地ページ最適化(LPO)を用いてWebサイトの構造、デザインなどを経験的に最適化するための手法である。LPOがリファラーなどに基づいてユーザーの意図推定、Webページの内容を変化させてユーザーを誘導し、コンバージョン率を高めるための手段であるのに対して、MVLPOはもっともコンバージョン率が高くなるWebサイトの構造やデザインを経験的に見つけ出すための手段である。MVLPOでは、ボタンの大きさや色、キャッチコピー、タイトルテキストなど、さまざまな組み合わせを実際にユーザーに提示し、もっともコンバージョン率が高くなるWebサイトの構造やデザインを見つけ出す。従来のWebサイト構築がWebエディターやWebデザイナーの経験、理論に基づいているのに対して、MVLPOはA/Bテストのような手法を用いて、統計学的に有意な数のデータを集積することで、合理的なWebサイトの構造、デザインに到達する。こうした手法がとれるのは、従来のメディアと異なり、Webサイトでは、全ユーザーの行動を詳細に記録できるからである。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android