日本歴史地名大系 「多子村」の解説 多子村おいごむら 兵庫県:美方郡温泉町多子村[現在地名]温泉町多子桐岡(きりおか)村の南東にあり、南は切畑(きりはた)村、東は丹土(たんど)村。中世には温泉(ゆ)庄寺木(てらぎ)村のうちで、地内には戦国期の多子城跡がある。文亀三年(一五〇三)二月吉日の峯遠・正清・定友名帳写(北村文書)には「温泉之庄之内多子名帳之事」とあり、「ハラノ」「コヲトロカキ」「多子」「ツハキモリ」などの地名がみえ、ツハキモリは地内の椿森(つばきもり)にあてられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報