多子村(読み)おいごむら

日本歴史地名大系 「多子村」の解説

多子村
おいごむら

[現在地名]温泉町多子

桐岡きりおか村の南東にあり、南は切畑きりはた村、東は丹土たんど村。中世には温泉寺木てらぎ村のうちで、地内には戦国期の多子城跡がある。文亀三年(一五〇三)二月吉日の峯遠・正清・定友名帳写(北村文書)には「温泉之庄之内多子名帳之事」とあり、「ハラノ」「コヲトロカキ」「多子」「ツハキモリ」などの地名みえ、ツハキモリは地内の椿森つばきもりにあてられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android