多摩織(読み)たまおり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「多摩織」の解説

多摩織[染織]
たまおり

関東地方、東京都の地域ブランド。
八王子市で製作されている。この地域では平安時代末頃から絹が織られていたが、明治以降の技術発展や、独自技術の開発により、今日の多摩織の基盤が築かれた。多摩織とは、御召織・風通織紬織・もじり織・変り綴の五つ総称。生産工程は分業で、織物業・意匠紋紙業・糸染業、糊付業・整経業・絣加工業・捺染加工業・撚糸業・機拵業・整理加工業といった工程ごとの職人が、多摩織独特の渋い味わいをつくり出している。東京都伝統工芸品。1980(昭和55)年3月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「多摩織」の解説

多摩織

東京都八王子市で生産される織物。お召織、紬織、風通織など5つの品種がある。国指定伝統的工芸品。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む