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夢粱録 むりょうろくMèng liáng lù

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世界大百科事典 第2版の解説

むりょうろく【夢粱録 Mèng liáng lù】

中国,南宋の都臨安(杭州)の都市繁盛記。20巻。呉自牧の著。宋代杭州の繁盛記は《武林旧事》(周密,10巻)など数種類あるが,これが最も詳細で,南宋の都市生活を知るうえで貴重な史料となっている。著者は宋末・元初の人で,必ずしも教養人ではなかろう。表題の〈粱〉は良質の粟,美食を意味し,往時の繁栄を夢みるという心持がこめられている。主として《咸淳(かんじゆん)臨安志》を下敷きに《東京夢華録(とうけいむかろく)》の体にならって叙述を展開するが,文章は拙劣で読みにくい。

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世界大百科事典内の夢粱録の言及

【説話】より

…その中で,もっぱら話芸に属するものを説話,その芸人を〈説話人〉,またその筆録を〈話本〉といった。その具体的内容や芸人の名前は,開封のようすを書いた《東京夢華録》,杭州に関する記録である《都城紀勝》《西湖老人繁勝録》《夢粱録》《武林旧事》の諸書にみえ,とくに《都城紀勝》と《夢粱録》では,説話を4家に分類している。ただし,その分け方は明確さを欠き,いくつかの解釈が可能であるが,〈小説〉〈説経〉〈講史書〉の3家は,どの解釈によっても共通する。…

※「夢粱録」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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