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杭州 コウシュウ

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デジタル大辞泉の解説

こうしゅう〔カウシウ〕【杭州】

中国浙江(せっこう)省の省都。銭塘(せんとう)江の河口にあり、茶・絹の集散地。南宋の都、臨安の地。郊外に景勝地の西湖がある。人口、行政区245万(2000)。ハンチョウ

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百科事典マイペディアの解説

杭州【こうしゅう】

中国,浙江省の省都。旧名臨安。銭塘江(せんとうこう)河口にあって,大運河の南の終点をなす。交通至便の地であることによって,古来,アラビア半島,日本,朝鮮半島などから使者や交易商人が往来し,商業中継地として栄え,江南・揚子江デルタ地帯の農業発展もあって,南宋・元・明・清時代を通じて中国屈指の大都市として発展した。
→関連項目市舶司浙江[省]浙江大学飛来峰臨安

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世界大百科事典 第2版の解説

こうしゅう【杭州 Háng zhōu】

中国,浙江省の省直轄市,省都。人口141万(1994)。銭塘江の左岸,杭州湾頭にあり,西は風光明媚な西湖に接し,南に呉山,鳳凰山,玉皇山が連なる。北に向かう江南大運河の起点でもある。北西郊には良渚(りようしよ)文化の遺跡が知られるが,この地に銭塘県が置かれたのは秦代の前222年で,前210年には始皇帝も巡行している。ただこのころは,県は西方霊隠山の麓にあり,現在の市域や西湖は,銭塘江と海水に洗われていたと考えられる。

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大辞林 第三版の解説

こうしゅう【杭州】

中国、浙江省の省都。銭塘江せんとうこうの河口に位置する。南宋の都臨安の地。大運河の南の起点。マルコ=ポーロがキンザイの名でヨーロッパに紹介。鉄鋼・機械工業が発達。風光明媚な西湖をひかえ、観光地としても名高い。ハンチョウ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

杭州
こうしゅう / ハンチョウ

中国、浙江(せっこう/チョーチヤン)省北部にある市。銭塘江(せんとうこう/チエンタンチヤン)の下流域、大運河の南端に位置し、滬杭(ここう)、浙(せっかん)、杭長(こうちょう)鉄道がここで交わる。浙江省の省都で、省の政治、経済、文化、交通の中心である。余杭(よこう)、富陽(ふよう)など5市、2県を管轄する。人口621万5768、市轄区人口179万1795(2000)。1927年に市制施行。解放前は上海(シャンハイ)の発展により経済は衰退し消費都市であったが、解放後、絹織物工業が急速に発展し、冶金(やきん)、化学、ゴム、電子、精密機械、製紙など各種工業も新たにおこった。伝統工業としては錦織(にしきおり)、絹張り傘、白檀扇子(びゃくだんせんす)、鋏(はさみ)などが知られる。港は水深が浅いため外航商船は停泊できず、沿岸や河川、運河を通う小汽船が寄港するにすぎない。周囲の農村では水稲のほか、野菜、ジュート(黄麻(こうま))、茶の生産が多く、養蚕業も盛んで、とくに竜井(りゅうせい)茶は世界的に有名である。市の西部にある西湖(せいこ/シーフー)は中国有数の景勝地として内外の観光客でにぎわう。西湖の西の山々は以前武林山と総称されていたので、杭州は武林ともよばれる。[林 和生]

歴史

(しん)、漢以来銭塘県として登場するが、初めは地方都市にすぎなかった。隋(ずい)が大運河を開いてその終点となり、一躍杭州という地域都市になった。杭州から北は上塘河、下塘河という運河で蘇州(そしゅう/スーチョウ)方面に達し、銭塘江を経て南は浙江、江西(こうせい/チヤンシー)、福建(ふっけん/フーチエン)に通じ、浙東河(せっとうが)を東進すれば海港寧波(ニンポー)で海洋船により日本、朝鮮、東南海岸、東南アジアと結ばれた。南宋(なんそう)は杭州を国都臨安(りんあん)(行在(あんざい))と定め、人口は100万を超え、絹織物、漆器、陶磁器を産し、都市生活や文化の繁栄は日本僧の成尋(じょうじん)やマルコ・ポーロ、イブン・バットゥータなどが記録し、ポーロは世界でもっとも優美な都市と絶賛している。郊外の西湖は白楽天、蘇東坡(そとうば)らの地方官がつくったもので景勝に富む。元(げん)代でも大都会であり、明(みん)、清(しん)では省都であり、絹織物で栄えたが、上海が急成長して商業は衰え、開港場となったのは下関(しものせき)条約以後である。[斯波義信]

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世界大百科事典内の杭州の言及

【夢粱録】より

…中国,南宋の都臨安(杭州)の都市繁盛記。20巻。…

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