美食(読み)ビショク

デジタル大辞泉 「美食」の意味・読み・例文・類語

び‐しょく【美食】

[名](スル)ぜいたくでうまいものばかり食べること。また、その食事。「美食家」
[類語]口が奢る口が肥える

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精選版 日本国語大辞典 「美食」の意味・読み・例文・類語

び‐しょく【美食】

  1. 〘 名詞 〙 ぜいたくなもの、うまいものを食べること。また、その食事。
    1. [初出の実例]「麦・大豆等を以て美食として米乏しき所也」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)
    2. [その他の文献]〔漢書‐鮑宣伝〕

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普及版 字通 「美食」の読み・字形・画数・意味

【美食】びしよく

ご馳走。〔墨子、辞過〕今は則ち~厚く斂(れん)(苛税)を百姓に作(な)して、以て美を爲し、芻豢(すうくわん)炙(じようしや)魚鼈(ぎよべつ)あり。大國は百を累(かさ)ね、小國は十を累(かさ)ね、方にす。

字通「美」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の美食の言及

【食事】より

…食事に関する文化は,歴史的にきわだった階級差をもって発達してきたのである。近代以前の社会において,うまい食物を集めることができ,高度の料理技術を発揮できる専門の料理人をかかえ,美食にふさわしい食事の場を構成する食堂や食器,召使がそろっていたのは,王侯,貴族,高級官僚,富豪などにかぎられていた。それぞれの民族の食事文化において,洗練された料理や食事作法を発達させたのは宮廷であった。…

※「美食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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