大シリア主義(読み)だいシリアしゅぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大シリア主義」の意味・わかりやすい解説

大シリア主義
だいシリアしゅぎ

シリアレバノンヨルダンパレスチナイラクの大シリア地域 (三日月地帯) を統合しようとする考え方。これらの地域はオスマン帝国の一元的支配もあって共通の文化的伝統をもち,統合の試みがいくつかなされてきた。たとえば 1965年に設立されたアラブ共同市場 ACMや 89年に発足したアラブ協力会議 ACCなどがあげられる。王政時代のイラクでは,イラク,ヨルダンの両ハーシム王家が大シリア主義を掲げて地域統合の覇権を企図したこともあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む